インバウンド-課題

旅館業の経営者なら知りたい!旅館の9つの経営指標とは?旅館コンサルタントが徹底解説します

The following two tabs change content below.

村田 明浩

インバウンド × 旅館コンサルタント / 公認会計士株式会社インクロ
あずさ監査法人で公認会計士として6年間、様々な大手上場企業を担当 ⇨ その後【株式会社インクロ】を立ち上げ、代表取締役社長に就任 ⇨ 現在主に日本と韓国に両拠点を持ちインバウンドに強みを持った旅館コンサルタント/公認会計士として活動中。

旅館業にも必要な経営指標

はあ、どうしましょう…

旅館を2店舗目を新しくオープンするけど、旅館経営に関する知識があまりないわ…。はあ、どこから始めればいいのかしら…

ご無沙汰してます~!
女将、ため息がすごいですね!!
私でよければお話伺いますよ!

あら村田さんちょうどいいところに♪実は旅館を新しくオープンするのですが、

旅館の経営指標等があまりわからないんです。はあ…はあ…

なるほどですね!

わかりました!

では早速ですが旅館経営でどのような経営指標があるのか見ていきましょう^^

みなさんこんにちは、旅館コンサルタントの村田です!

本記事を読むことで読者には下記のメリットがあります。

旅館業を営む上で、経営指標を立てることも大切です。経営指標とは、経営に関するデータのことであり、旅館の回転率や宿泊者のリピート率といった重要な指標と言えます。経営指標の活用度が多きほど、経営陣全体で経営改善への意識を高められるため、ビジネスにおいて欠かせない要素です。
本記事では、旅館経営で必ず確認しておきたい経営指標について紹介します。

旅館の経営指標はどのようなものがあるのか

 

経営指標とは、経営において売り上げを上げるキーポイントとなる指標を指します。経営指標を意識することで、経営で破産するリスクを下げることが可能です。

本記事のテーマである旅館の経営指標には、大きく分けて下記10項目が存在します。

①満足を数値化した顧客満足度

②客室の使用率が分かる客室稼働

③一人当たりの売上の客単価

④利用者数が分かる宿泊客数

⑤一人当たりの宿泊数

⑥来訪客の比率が分かる宿泊比率

⑦定員稼働率

⑧顧客が再来訪するリピート率

⑨キャンセル待ち件数のバックオーダー数

⑩売上に占める材料費の割合の原価率

上記それぞれの経営指標は、旅館経営で意識すべきポイントであり、経営指標を意識することで旅館経営の成功確率をグンと上げることができます。

上記の指標は経営指標は経営を円滑に成功させるための、確認すべきポイントになるのですね!
旅館の経営指標はおもに10つ存在しますが、それぞれ詳しく解説していきますね^^

旅館経営指標①満足度をデータ化した顧客満足度

旅館業の経営指標の中でも重要なのが、顧客満足度です。顧客満足度とは、どの名前の通り、宿泊者がどれくらい旅館に対して満足をしたかというデータです。
顧客満足度は、旅館のサービスや施設の良さを数値化したデータで、常に高い数値を維持しなければなりません。
お客さんが「どれくらい満足してくれたか」を数値で図るのが、顧客満足度になるのですね!
顧客満足度を経営指標として図ることで、自社の改善点や不満のあるポイントを把握し、改善することができます。また同時に良いポイントも見えてくるので、自社の強みも把握することができますね^^

旅館経営指標②客室の使用率が分かる客室稼働率

次に、重要な経営指標として、客室稼働率が挙げられます。客室稼働率とは、その旅館の客室がどれくらい予約され、実際に使われているかを示すデータです。
客室稼働率が低いということは、宿泊者自体が少ないという意味を持つことから、経営面で改善を行わなければなりません。

旅館経営指標③一人当たりの売上顧客単価

旅館業だけでなく、レストランや小売り業などでも利用される経営指標として、客単価というデータが用いられます。客単価とは、顧客一人当たりの売上のことであり、経営を見直す必要があるかを判断するためのデータです。
旅館業としての客単価は、旅館の客室やセットプランの料金に関わりがあります。もし、経営する旅館の客単価が低い場合、サービスに関連する料金を高めに設定したり、顧客に消費を促すようなサービスを導入したりする必要があります。

 

たしかに、顧客単価は重要ね。でも、顧客単価を上げるにはどうすればいいのかしら…?

顧客単価を上げるには、プランを新しく作ること、現在の需要に合ったサービスを開発すること、PRを行う等様々な施策があります。

例えば、顧客満足度調査で得たデータを活用して新しいプランを作成し、顧客単価を上げるのも一つの手でしょう^^

旅館経営指標④利用者数を可視化する宿泊客数

宿泊客数は、旅館経営を行う上で、基礎となる指標です。旅館を営む以上、売上を伸ばしていくためには、宿泊客数を増加させなければなりません。もし、現状として宿泊者客数が少ないのであれば、何が要因となっているかを分析する必要があります。
宿泊客数が少ないことによって、結果として旅館を廃業するといった自体を招くことから、常に数値を把握し、改善を意識した経営を行いましょう。
利用者数を増やしたいけどうまくいってない旅館がほとんどですね。利用者数を増やすには何から始めればいいのかしら?

利用者数を増やすには、なによりマーケティングの観点が必要になります。「訪日インバウンド対応」「WEBサイト活用」「SNSの運用」「WEB広告出稿」等有効な施策は多くあります。しかしながら、これらの施策に取り組んでいない旅館も多いため、率先して取り組むだけでも簡単に差別化が可能です。まずは「訪日インバウンド対応」や「WEBサイト活用」から始めることがおすすめですね!

旅館経営指標⑤一人当たりの宿泊数

5つ目の経営指標として、一人当たりの宿泊数が挙げられます。一人当たりの宿泊数は、宿泊者が一回の利用で、継続して何泊しているかを示す経営指標です。一人当たりの宿泊数は、旅館のロケーション、旅館のコンセプト、旅館周辺の観光具合によって左右されることもあり、一概にどれくらいの数字が好ましいのかは確定できません。
ただし、一人当たりの宿泊数が多いことが必ずしも経営的に良いとは限らず、一人当たりの客単価や宿泊客数の指標も参考にした上で、経営的な判断を行いましょう。
客室の稼働率が低い場合は、同じお客さんに旅館に泊まってもらうことが重要になってきますね。立地や旅館周辺の施設等、環境によってもかなり左右されそうですね…。

一人当たりの宿泊数は、必ずしも多いほうが良いとは言えません。旅館稼働率が低い場合は、一人当たりの宿泊数が多いほうが売り上げに直結しますが、安いプランで長期間滞在させる収容力があるのかで判断することも良いでしょう。自社旅館の部屋数や稼働状況を見て、ひとり当たりの宿泊数の最適な数字を出していく必要がありますね^^

旅館経営指標⑥来訪客の比率が分かる宿泊比率

次は、宿泊比率という指標です。旅館に訪れる顧客は、必ずしもすべてが宿泊をするということではありません。旅館によっては宿泊以外にも、レストランやブライダルのサービスを行っており、宿泊以外の目的で利用している顧客も少なくありません。
旅館に訪れた顧客がどれくらい宿泊をしているかを調べる際には、宿泊比率を計算しましょう。報恩客が多いにもかかわらず、売上があまり伸びないということは、宿泊する顧客が少ないことや、低単価のサービスのみを利用している場合があります。
旅館への来訪者が多いけれど、全然宿泊されないことがあります。これだと売上が上がりにくいことが多いですね。

来訪者の宿泊率を高めるにはイベント開催や地域を巻き込んだ企画、サービス内容の改修も必要になります。立地でも左右されますが、利用者が「宿泊する理由」を作ることが最重要になります^^

旅館経営指標⑦定員稼働率

定員稼働率という経営指標もチェックしておきましょう。定員稼働率とは、旅館に宿泊できる最大定員数のうちどれくらいの宿泊者が泊まっているかを示すデータです。「客室稼働率」との違いは、客室稼働率が旅館全体の客室数に対する稼働率を示すデータですが、「定員稼働率」は旅館の総定員に対する宿泊者数です。
定員稼働率は、宿泊者の形態によって数値が変わります。家族や友達と宿泊しているのか、それとも一人で訪れているかでデータが変わるため、高い数値を維持するためには、定員に近い客層を取り込めるような経営戦略も大切です。
なるほど、分かりました♪宿泊稼働率と少し似ていますが、定員あたりの稼働率と考えると良いのでしょうか?

その通りです!宿泊稼働率は部屋数あたりの指標ですが、定員稼働率は旅館全体の定員に対する稼働率になります。

旅館経営指標⑧顧客が再来訪するリピート率

リピート率は、旅館業に限らず多くのサービス業で使われている経営指標です。一度訪れた顧客が、再び同じサービスを利用するデータを数値化したもので、顧客満足度が高いことを直接的に示します。
旅館業においてリピート率を改善するためには、競合よりも優れたサービスを提供しなければなりません、客室の清潔さ、居心地、レストランの満足度といった細かい部分がリピート率に関係することから、丁寧な分析を必要とします。
リピート率を高めるには、なんといっても顧客満足度を高めるほかにありませんね^^また、WEB施策やクーポン券発行など自社を思い出してくれて、また来てくれるお客さんの導線を作ることで、さらにリピート数を増やすことができます。LINE@やメールマガジンも有効でしょう。

リピート率を高めるには、なんといっても顧客満足度を高めるほかにありませんね^^また、WEB施策やクーポン券発行など自社を思い出してくれて、また来てくれるお客さんの導線を作ることで、さらにリピート数を増やすことができます。LINE@やメールマガジンも有効でしょう。

旅館経営指標⑨キャンセル待ち件数のバックオーダー数

バックオーダー数とは、予約をしようとしたけれど、客室が埋まっているため宿泊できないキャンセル待ちの状況をデータ化した指標です。旅館業だけでなく、最大定員数が決められている乗り物やレストランは、そのときの状況に応じてバックオーダーが発生します。
つまり、顧客として売上が立つ可能性があったものの、十分な定員数が確保されていないことから、経営的に損をしてしまいます。バックオーダーが増えるということは、旅館が顧客から高い評価を受けていることにつながりますが、売上に結びつくような改善も必要です。
バックオーダー数が増えることで、本来予約してくれるお客さんが予約できない状況になるのですね。

バックオーダーを減らすのは客室を増やす等少し難易度が高いです。バックオーダーが発生しないように徹底した、オーダー管理はもちろんプランの見直しも必要になるでしょう。

旅館経営指標⑩売上に占める材料費の割合の原価率

最後に解説するのが、原価率です。旅館業における原価率は、スタッフの人件費、賃貸費、光熱費といったかならず発生してしまうような費用のことです。売上に対する原価率が高い場合、十分に利益を確保できていないということから、原価率を下げるような経営を行わなければなりません。ただし、原価率を下げてしまうことで、顧客に対する満足度の低下につながる可能性もあることから、丁寧な経営判断が求められます。
料理を提供する場合は、原価率との向き合うことになりますね…。

同じ値段で原価率を下げると品質が悪くなる、原価率を上げると利益が少なくなります。

原価以外の付加価値をいかに生み出すことができるかが、原価を抑えて利益を出すコツですね^^

旅館業の経営を安定させる方法

旅館の経営指標について教えて頂きありがとうございます♪

今回教えてもらった10のポイントを意識してみますね!

最後に経営指標以外にも、すぐに売り上げUPを期待できる施策についてお話ししましょう^^

旅館業の経営は、さまざまな要因が関係することから、不安定になりやすいのが特徴です。しかし、継続して利益を積み上げていくためには、経営を安定させるような取り組みを進めなければなりません。

①旅館に集客できるチャネルを増やす

旅館の経営を安定させる方法として、チャネル数を増やすことが挙げられます。チャネルとは、顧客が実際にどのような経路をたどって予約までたどり着いたかの導線のことです。旅館業でいえば、ホテル予約サイト、Webページ、口コミといったさまざまなところから予約につながっています。
チャネル数を増やすことによって、予約までの導線を幅広く揃えられることから、売上アップを目指すために必要な戦略です。常に宿泊者がどのような経路をたどって予約しているかをチェックし、改善をしなければなりません。

②旅館のリピート率を上げる

旅館経営を安定させるためには、顧客のリピート率を上げることも大切です。新規顧客の確保はもちろん、一定数の顧客を維持するためにはリピートの割合を増やさなければなりません。リピート率を向上するには、顧客が再び利用したいと感じるように顧客満足度を改善する必要があります。顧客満足度が低い場合、どのような点に問題があるのかをチェックし、経営全体として改善します。

③旅館コンサルタントに依頼する

3つ目は、旅館コンサルタントへの相談です。自社でどうしても旅館経営が思うように進まない場合、外部のコンサルタントに依頼することも検討しましょう。旅館コンサルタントは、宿泊業全体に精通しており、売上アップにつながる手法を熟知しています。
旅館コンサルタントを活用することで、経営的な問題を早期に発見できる可能性も高まります。コンサルタントへの依頼は、無料相談を行っているケースもあるため、うまく活用することが大切です。

集客チャネルを増やしていくこと、リピート数を上げること、専門家である旅館コンサルタントに相談することが重要ですね。

専門的な部分は是非旅館コンサルタントの村田さんに相談させてほしいです^^

まずは、集客のチャネルを増やすことで旅館の稼働率を上げます。次にリピートしてもらう戦略を行うことで過去に来てくれたお客さんがまた来てくれる導線を作りましょう。

専門的な内容は始めることが難しいため、旅館コンサルタントに相談・依頼することも選択肢に入ってきますね^^

まとめ|旅館業の経営者なら知りたい!旅館の9つの経営指標

旅館経営の経営指標について理解できて、頭がすっきりしました♪

経営指標を意識することで赤字のリスクを下げて、どのように利益を出していくのか明確になりそうですね!

はい^^経営指標は経営戦略を考えるうえでとても重要になります。上記10項目は旅館経営で代表的な一例ですが、他にもあるので詳しくは株式会社インクロの旅館コンサルティングにて聞いていただければと思います^^

旅館経営を行う際には、「経営指標」を意識する必要があります。顧客満足度、顧客の回転率、売上そのもの数値といった経営を進めるための重要なデータです。細かい問題点を改善していくことで、それぞれの数値も上向き、旅館全体としての経営も安定します。
そのほかにも、顧客が予約をするためのチャネルを増やすこと、リピート率を上げるための創意工夫、コンサルタントへも相談し、どのような方法が適しているかを試してみましょう。

村田さん、本日は詳しく教えて頂いてありがとうございます♪また、旅館コンサルタントの村田さんに相談させて頂いてもいいかしら?

もちろんです^^旅館の経営で分からないことがあればいつでも相談してください。

失敗しない旅館コンサルティングサービスの選び方

旅館経営で売り上げを伸ばしていくには、専門的な内容も必要になります。その場合は旅館コンサルタントに相談するのも一つの選択肢でしょう。

経営コンサルティングサービスを行っている会社は多く存在しますが、旅館経営とインバウンドとWEB戦略の面を合わせて提供できる会社はごくわずかです。

そのため、まずは旅館経営専門のコンサルティングサービスを活用することをおすすめします。

一般的な経営コンサルティングでは旅館経営の現状や課題を十分に把握できていないことも多く、コンサルタントも的確なアドバイスが難しくなるためです。

そのため、インバウンド事業や旅館に特化したコンサルタントを選ぶ必要があります。

失敗しないコンサルティングサービスの選び方を紹介致します。

その旅館コンサルタントは信頼できるか?

まず、旅館コンサルタントを選ぶ際は、「そのコンサルティングサービスが信用できるか?」に注意することが大切です。信頼できるコンサルタントである判断は、料金の目安が明確なことや得意とする分野を明示している点があげられます。

旅館コンサルタントを選ぶ5つの見極め方

さらに、旅館コンサルタントを選ぶ際の5つの見極め方を紹介しましょう。

・数字に落とし込んで利益を出せるのか

・インバウンド事業に精通しているか

・旅館経営の経験があるのか

・自身でのビジネスを経験している経営者か

・ WEB戦略に精通しているか

旅館コンサルタントは、Web集客やインバウンド事業に精通していて、根拠のある数値データを用いて明確な改善策を提供できる必要があります。

また、提案だけでなくその改善策の実行までをサポートしてくれるところは少ないため、その点もしっかり見極める必要があります。

上述した通り、これからの旅館経営は、訪日外国人に視野を広げたインバウンド対応のサービスが活路となります。しかし、自社の力だけで適切なインバウンド対応を始めるのは、非常にハードルが高いと言わざるを得ません。そのためインバウンドと旅館経営両方に長けたコンサルティングサービスを活用することが圧倒的な近道となります。

訪日コネクトの強み

では訪日コネクトではどうなのか?という点についても触れたいと思います。

訪日コネクトの具体的な強みを紹介しましょう。

 

・日本と韓国の二拠点で活動しているため特に穴場となっている訪日韓国人旅行者の対策に強い

・公認会計士でありながらインバウンド事業経営者であるため、利益を出すための具体的な施策を提供できる

 ・インバウンド対策に成功している企業のノウハウを多数保有している

・公認会計士を複数抱えているため会計士関連のサービスも織り交ぜながら提供可能

 

訪日コネクト 次世代インバウンドサイト

訪日コネクトでは、訪日外国人客を増やして経営を軌道に乗せたい旅館オーナーに向けたノウハウを発信しています。外国人観光客の特徴から、インバウンド全体のニーズへの対応など、訪日コネクトは旅館の現状に最適な解決策を提案可能です。

旅館コンサルタントの選び方|まず無料相談会で見極めることが重要

廃業する旅館が後を絶たないなど、旅館業界は大変厳しい状況下にあります。

現状を打開できないままいつも通り経営していたら想定よりもはるかに早く危機的な状況に陥ってしまったなんてケースもたくさん見てきました。

相談は無料で行っております。少しでも気になった方は下記のフォームより相談だけでもしてみませんか?

みなさんのお問い合わせをお待ちしております^^

 

インバウンド-課題
最新情報をチェックしよう!
>インバウンド対策メディア「訪日コネクト」

インバウンド対策メディア「訪日コネクト」

日本は今後も訪日外国人客増加に向けて全力で取組むと公表しており、世界人口増加も相まって更に訪日外国人客が増加していくことはほぼ確定的です。
しかし、訪日外国人に向けたアプローチができているお店はかなり少ないのが現状です。このメディアは、そんな会社やお店に役立つコンテンツを発信しています。