旅館経営におけるSWOT分析とは?旅館業経営者なら知りたい分析手法

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村田 明浩

インバウンド × 旅館コンサルタント / 公認会計士株式会社インクロ
世界Big4であるKPMGあずさ監査法人で公認会計士として様々な大手上場企業を担当 ⇨ 20代で株式会社インクロを立ち上げ、代表取締役社長に就任 ⇨ 現在主に日本と韓国に両拠点を持ちインバウンドに強みを持った旅館コンサルタント/公認会計士として活動中。

はあ、どうしましょう…

旅館経営のSWOT分析についてわからないわ…。

なにから勉強すればいいのかしら…はあ…

ご無沙汰してます~!

女将、ため息がすごいですね!!

私でよければお話伺いますよ!

あら村田さんこんにちは♪

お言葉に甘えちゃおうかしら…

実は旅館経営の分析をしたいけど必要な知識が分からなくて…はあ…

ため息の数が深刻さを物語ってますね…
わかりました!

では早速ですが、旅館経営のSWOT分析についてお話ししますね^^

SWOT分析とは

SWOT分析とは、「Strength(強み)」、「Weakness(弱み)」、「Opportunity(機会)」、「Threat(脅威)」の頭文字をまとめた言葉です。4つをカテゴリ分けし、どのように強みを活かし、どのようみ弱みを対処し、どのようにして機会を獲得し、どのように脅威から逃れるかを分析します。

SWOT分析は、内部要因だけでなく外部要因にも目を向けるため、多くのビジネスシーンにおいて使われている経営戦略方法です。多様化する世の中において、4つの要素に向き合いながら経営を進めなければなりません。

経営戦略への理解を深めるためにもSWOT分析は必要なのね。

強み、弱み、機会、脅威の4つと向き合うことで様々な課題や改善点がわかります!

旅館業でSWOT分析を行うべき理由

旅館業でも「SWOT分析」を用いながら経営を進めることが求められています。都市圏を中心にホテルや旅館、ゲストハウスといった宿泊施設が急速に増えつつある中で、顧客を獲得しなければなりません。

そこで、SWOT分析を活用し、自社で経営する旅館をそれぞれの要素に当てはめ、課題の解決を目指します。SWOTは直接的なマーケティングにも関係しているため、強みを伸ばし、弱みを克服するすることで、結果的に旅館の経営力を強められます。

自社につい知るためにもSWOT分析はとても必要なのね。

そうですね!強みを伸ばして、弱みを克服する。これを繰り返すことが旅館経営にも求められます!

旅館業のSWOT分析のやり方

旅館業でSWOT分析を実施する際には、やり方そのものを意識することが求められます。そのためには、自社で経営する旅館をSWOTの要素に対して、適切に当てはめることが大切です。

たとえば、「Strength(強み)」であれば、「旅館のロケーション」、「旅館施設の収容人数」、「外国人へのサービスが行き届いたインバウンド力」といった特徴です。それぞれの要素に対して、旅館の特徴を当てはめたあとは、実際に行動を進める必要があります。

「Strength(強み)」は旅館の良さでもあるため、より一層強化を続けます。一方、「Weakness(弱み)」は旅館経営の問題点でもあることから、スタッフ・経営陣が一丸となって克服しなければなりません。このように、旅館の特徴を4つの要素に当てはめ、しっかりと意識しながらアクションを行うことがSWOT分析のやり方です。

SWOT分析の要素をひとつひとつ落とし込んでいく必要があるのね。

そうですね!機械的にやるのではなく、やり方そのものを意識することでより良い結果が出ると思います!

旅館業の外部環境分析

また、SWOT分析は、「外部環境」と「内部環境」から構成されています。外部環境とは、旅館そのものではなく、外的要因のことです。

たとえば、旅館業や観光に関する政治的な動き、賃金のアップや景気が上向きになる経済的な動き、訪日外国人が増加することによる旅館市場の動きなどが含まれます。現代では、多くの外的要因によって旅館経営が大きく変化することもあり、常にさまざまな動きをチェックし、どのように行動するかを考えておかなければなりません。

①旅館業のPEST分析

外部環境を分析するにあたり、「PSET分析」という手法を組み合わせることも重要です。

PEST分析とは、「Politics(政治)」、「Economy(経済)」、「Society(社会)」、「Technology(技術)」の頭文字をまとめた言葉です。上記で挙げたように旅館経営に限らず、ビジネスは多くの外的要因によって変化が起こります。

顧客を獲得するには旅館のクオリティーを向上させることだけでなく、外部環境にも適応しなければなりません。PESTに動きがあることで、消費者の考え方やニーズに影響を与えるため、旅館側としても新たに埋め合わせを進め、外部環境に合わせた経営が必要です。

②旅館業のファイブフォース分析

外部環境への分析は、PSETに加え、「ファイブフォース分析」という方法があります。ファイブフォース分析とは、アメリカ・ハーバード大学ビジネススクールの教授であるマイケル・ポーター氏が1979年に提唱し、現在でも多くの企業の経営戦略に取り入れられています。

ファイブフォースは、「業界内における競合」、「業界内への新規参入」、「代替品の出現」、「売り手の交渉力」、「買い手の交渉力」の5つの外的要因です。

ファイブフォースを旅館業界に当てはめると、「業界内における競合」は、旅館が増加することによって、その地域における宿泊者の奪い合いが発生します。また、「代替品の出現」は、旅館タイプの宿泊施設だけでなく、ビジネスホテル、ゲストハウス、民泊といったさまざまな宿泊施設が増加することで、宿泊者の選択の自由が広がります。

ファイブフォース分析を実施する目的は、直接的な経営判断につながるためです。たとえば、業界内での競合の増加や、代替品である宿泊施設の多様化することで、なにかしらのアクションを起こす必要があります。旅館経営から撤退するのか、宿泊者のニーズに合わせてビジネスモデルを大きくチェンジするのかといった経営判断を行う分岐点とも言えます。

訪日外国人増加に伴い、宿泊業界の多様化が進む中で、PEST分析やファイブフォース分析を実施し、外的に要因に対する経営判断を行いましょう。

 

 

旅館業の外部環境分析をやるためにはPEST分析とファイブフォース分析が有効なのね!

どちらも目まぐるしく変化する外的環境に対応するために重要な分析方法です。しっかり使いこなせるようにしましょう!

旅館業の内部環境分析

SWOT分析は、内部環境の検証を実施することも重要です。経営的な目標を達成するために、「Strength(強み)」のどのように伸ばし、「Weakness(弱み)」をどのように解決するのかを分析する必要があります。

たとえば、今年度中に、宿泊者を20%増やすという経営目標を立てるとします。この20%宿泊者増加の目標に対して、旅館内部で何をするべきかを検証し、方向性の決定や改善点を洗い出しながら、経営を進めるアクションを実行しなければなりません。

もちろん、経営の方向性や目標の結果は、内部環境だけでなく、「PEST」や「ファイブフォース」で挙げた外的要因からの影響を大きく受けます。しかし、内部環境を見直すことによって、今後の経営方針を打ち出せるほか、顧客の満足度につながる場合があります。外部環境を常に分析しながら、同時進行で旅館内部の環境についても分析を行い、売上アップを目指せるような体制を構築しましょう。

内部環境対策なので、自分たちで解決できることが多いわね。

そうですね!外的環境よりも自分たち次第でどうにかできることが多いので、しっかり分析するのがおすすめです!

まとめ|旅館経営におけるSWOT分析とは?旅館業経営者なら知りたい分析手法

今日はありがとうございます。SWOTについて理解できたので頭がすっきりしました♪旅館業はSWOT分析をもとに強みと弱みを把握して経営をしていくのが重要なのですね。

SWOT分析を行うことで、課題や改善点を見つけることができます。ぜひ活用しましょう!

旅館業における経営は、SWOT分析をもとに進めることが大切です。全く関係ないと考えていたことが、経営に大きな影響を与えている場合があります。そのためにも、「外部環境」と「内部環境」を切り離し、それぞれ独立させた形で分析を行わなければなりません。訪日外国人が増加する中でチャンスをつかむためにもSWOT分析を活用することが、旅館業では必須です。

SWOT分析とは、多くのビジネスシーンで採用されている経営戦略のことで、売上を伸ばすために直接的な影響を持ちます。宿泊施設の多様化や宿泊客の選択が増える中で、経営する旅館の強みをどのように伸ばすのか、そして弱みをどのようにして解決するのかが大切です。

また、SWOT分析だけでなく、外部環境を分析する「PEST分析」や「ファイブフォース分析」も旅館業を進める際に、売上アップにつながる重要な経営戦略です。外部環境を常にチェックし、どのような結果をもたらすかを検証し、SWOT分析も実施しましょう。

村田さん、本日は詳しく教えて頂いてありがとうございます♪また、旅館コンサルタントの村田さんに相談させて頂いてもいいかしら?

もちろんです^^旅館の経営で分からないことがあればいつでも相談してください。

失敗しない旅館コンサルティングサービスの選び方

旅館経営で売り上げを伸ばしていくには、専門的な内容も必要になります。その場合は旅館コンサルタントに相談するのも一つの選択肢でしょう。

経営コンサルティングサービスを行っている会社は多く存在しますが、旅館経営とインバウンドとWEB戦略の面を合わせて提供できる会社はごくわずかです。

そのため、まずは旅館経営専門のコンサルティングサービスを活用することをおすすめします。

一般的な経営コンサルティングでは旅館経営の現状や課題を十分に把握できていないことも多く、コンサルタントも的確なアドバイスが難しくなるためです。

そのため、インバウンド事業や旅館に特化したコンサルタントを選ぶ必要があります。

失敗しないコンサルティングサービスの選び方を紹介致します。

その旅館コンサルタントは信頼できるか?

まず、旅館コンサルタントを選ぶ際は、「そのコンサルティングサービスが信用できるか?」に注意することが大切です。信頼できるコンサルタントである判断は、料金の目安が明確なことや得意とする分野を明示している点があげられます。 

旅館コンサルタントを選ぶ5つの見極め方

さらに、旅館コンサルタントを選ぶ際の5つの見極め方を紹介しましょう。

・数字に落とし込んで利益を出せるのか

・インバウンド事業に精通しているか

・旅館経営の経験があるのか

・自身でのビジネスを経験している経営者か

・ WEB戦略に精通しているか

 

旅館コンサルタントは、Web集客やインバウンド事業に精通していて、根拠のある数値データを用いて明確な改善策を提供できる必要があります。

また、提案だけでなくその改善策の実行までをサポートしてくれるところは少ないため、その点もしっかり見極める必要があります。

 

上述した通り、これからの旅館経営は、訪日外国人に視野を広げたインバウンド対応のサービスが活路となります。しかし、自社の力だけで適切なインバウンド対応を始めるのは、非常にハードルが高いと言わざるを得ません。そのためインバウンドと旅館経営両方に長けたコンサルティングサービスを活用することが圧倒的な近道となります。

訪日コネクトの強み

では訪日コネクトではどうなのか?という点についても触れたいと思います。

訪日コネクトの具体的な強みを紹介しましょう。

 

・日本と韓国の二拠点で活動しているため特に穴場となっている訪日韓国人旅行者の対策に強い

・公認会計士でありながらインバウンド事業経営者であるため、利益を出すための具体的な施策を提供できる

 ・インバウンド対策に成功している企業のノウハウを多数保有している

・公認会計士を複数抱えているため会計士関連のサービスも織り交ぜながら提供可能

 

訪日コネクト 次世代インバウンドサイト

訪日コネクトでは、訪日外国人客を増やして経営を軌道に乗せたい旅館オーナーに向けたノウハウを発信しています。外国人観光客の特徴から、インバウンド全体のニーズへの対応など、訪日コネクトは旅館の現状に最適な解決策を提案可能です。

 

旅館コンサルタントの選び方|まず無料相談会で見極めることが重要

廃業する旅館が後を絶たないなど、旅館業界は大変厳しい状況下にあります。

現状を打開できないままいつも通り経営していたら想定よりもはるかに早く危機的な状況に陥ってしまったなんてケースもたくさん見てきました。

相談は無料で行っております。少しでも気になった方は下記のフォームより相談だけでもしてみませんか?

みなさんのお問い合わせをお待ちしております^^

 

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日本は今後も訪日外国人客増加に向けて全力で取組むと公表しており、世界人口増加も相まって更に訪日外国人客が増加していくことはほぼ確定的です。
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