旅館経営をしたいときにすべきこと。手続きから資金、経営戦略まで専門家が解説します!

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村田 明浩

インバウンド × 旅館コンサルタント / 公認会計士株式会社インクロ
世界Big4であるKPMGあずさ監査法人で公認会計士として様々な大手上場企業を担当 ⇨ 20代で株式会社インクロを立ち上げ、代表取締役社長に就任 ⇨ 現在主に日本と韓国に両拠点を持ちインバウンドに強みを持った旅館コンサルタント/公認会計士として活動中。

はあ、どうしましょう…今日常連さんから旅館経営について質問されたけど旅館の開業方法、資金や手続きの仕方についてあまり詳しくなかったわ…はあ、はあ…

ご無沙汰してます~!

女将、ため息がすごいですね!!

私でよければお話伺いますよ!

あら村田さんこんにちは♪お言葉に甘えちゃおうかしら…

旅館経営の仕方を細かく常連さんに聞かれたのですが、うまく答えられなかったんです。はあ…。もしよろしければ旅館経営の始め方について教えて下さらないかしら?

ため息の数が深刻さを物語ってますね…世間話どころじゃないですね。

わかりました!では、早速ですが開業方法や失敗しないための戦略、資金や手続きについてお話ししますね^^

 

みなさんこんにちは、旅館コンサルタントの村田です!

本記事を読むことで読者には下記のメリットがあります。

旅行をよくする方であれば、旅館に泊まったことがある方もいるのではないでしょうか。

そんな中、旅館経営が現在注目されています。しかし、「旅館経営ってどうやったらいいの?」といった疑問が出てくるの方も多いでしょう。
そこで本記事では、旅館経営したい方向けに経営で失敗しないための戦略や開業方法や資金・手続き方法などを詳しく解説します!

旅館経営に興味がある方の参考になれば幸いです。

旅館経営の他にはない魅力!

旅館経営には他の経営事業にはない魅力が存在しています。

魅力は大きく分けて以下の3つです。

日本の文化・風情を感じられる

田舎で大自然を満喫

山の幸・海の幸を堪能

それでは、解説していきます。

旅館経営の魅力その①日本の文化・風情を感じられる

旅館は日本独自の建物のため、海外では感じることができません。

そのため、日本でしか感じることができない文化や風情を感じながら特別な気分で働き続けることができます。

また、旅行客で賑わいっているため、楽しく接客を行うことができるでしょう。

旅館経営の魅力その②田舎で大自然を満喫!

旅館は都内ではなく田舎に建っている場合が多いため、周りに自然が多いです。
都会では自然を感じることなく働く場合が多いのですが、大自然に囲まれながら働くのは非常に気分がよく、リラックスすることができます。

また、仕事で疲れても休日は大自然を満喫することができるため、ゆっくり仕事の疲れを癒やすことも可能です。

旅館経営の魅力その③山の幸・海の幸を堪能!

都会でも美味しい食材を食べることは可能ですが、旅館の近くでは、とれたて新鮮の山の幸・海の幸を堪能することができます。

新鮮な山の幸・海の幸は旅館の周りで豊富に取り揃えられているため、いつもの食事を豪華に楽しむことも可能です。

旅行客が目当てで食べにくる食事を普段から食べることができるのは非常にメリットと言えるでしょう。

日本文化、自然、おいしい料理。旅館はこれがあるから最高ですね。

ほかのホテルや宿泊施設では味わいにくい、旅館ならではの強みがあります。近年外国人客も多く旅館に宿泊しますが、日本の文化を感じられると好評なんです^^

旅館経営をするには何が必要?

ここでは、旅館経営で必要になってくる5つの手続きを解説していきます。

①物件を探す(事業承継を含む)

旅館経営を行うためには、経営していくための土地・物件が無ければ始まりません。

自身の希望エリアにある不動産会社を巡り、物件を探していくのがセオリーとなっています。

しかし、土地探しの初心者がいい立地の物件を探し出すのは非常に難しいです。

そのため、事業継承も含めて物件探しを進めていきましょう。

事業継承とは、旅館を手放したくなったオーナーとの利害関係が一致
することで、土地・物件をすぐに手に入れることができます。

②旅館業許可申請の手続き

旅館を経営していくためには、事業を始める市役所もしくは区役所に旅館業許可申請の手続きを行う必要があります。

旅館業許可申請とは、その名の通り旅館業を営んでいくために必要な申請です。

申請の際は、旅館業法施行令を参考に宿泊費などの項目を定めていきます。

旅館業許可申請をしていなければ、人を宿泊させて料金を請求することはできませんので注意が必要です。

③飲食店営業許可・公衆浴場営業許可の手続き

旅館を経営していく上では、旅館業許可申請だけでは運営していくことはできません。

旅館内で食事を提供するためには『飲食店営業許可』が必要となり、大浴場を設置する場合は『公衆浴場営業許可』を市役所もしくは区役所に提出する必要があります。

運営していく旅館の規模によって申請内容は異なるため、しっかりと役所に確認・打合せを行うようにしましょう。

④旅館の改装(老朽化・設備追加)

物件を借り上げた後は旅館自体の改装を行う必要があります。

どれだけいい物件を借り上げたとしても、老朽化が進んでしまっていたり希望の設備を追加したいと考える方も多いでしょう。

しかし、旅館内の改装工事や設備の追加は数日で終わる工事ではありません。

依頼業者とスケジュールの調整を密に行いながら進めていくため、最低でも1ヶ月は時間を費やすことを念頭に置いておきましょう。

⑤最低限の集客手段を確保する

初めて旅館を経営する場合、集客方法について全くノウハウがない方も多いのではないでしょうか。

しかし、最低限の集客手段がなければ、旅館経営を継続して運営していくことは難しくなります。

必要最低限の集客手段としては、大手旅行会社のポータルサイトなどに自身の旅館を掲載してもらったり、SNSなどを利用して集客を行うようにしましょう。自社でWEBサイトを制作し、旅館の魅力を伝える印象深いサイトを作るのもPR効果が高いです。是非インターネットは活用していきましょう。

なるほど、まずは当たり前ですが、「物件探し」からですね。その次に保健所での手続きなども多そうですわね…。

そうなんです、保健所での手続きではどのような旅館にしたいかによっても申請内容が変わってきます。例えば、料理を提供しない素泊まり旅館と温泉付きの旅館では、書類の提出が変わってきますね。そして、開業前に最低限のWEBサイトを活用した集客方法は持っておくべきでしょう。

旅館開業にあたり必要な資金

旅館を開業するためには、約1500万円程度資金が必要になります。
必要な資金は大きく分けて以下の2つです。

設備資金

運転資金

それぞれ解説していきます。

①設備資金

設備資金とは、主に旅館内の備品や設備を購入する際に発生する費用です。

開業の際に発生する費用の大半は設備資金とも言えます。

また、開業する旅館の規模により資金額は異なるため平均500万〜1000万円程が相場となります。

②運転資金

運転資金とは、旅館を経営していく上で継続的に発生する費用のために用意する資金のことを指します。

代表的な運転資金としては電気ガスなどのライフライン・家賃・スタッフの給料です。

設備資金と同じく、旅館の規模や雇うスタッフの数などによって異なる部分ではありますが、約300万〜500万円が相場となっています。

なるほど♪資金には「設備資金」と「運転資金」の2種類があるのね。

そうです!資金を考える際に、「設備資金」ばかりを考えている経営者も存在しますが、運転資金も余裕をもって考慮しておくことで倒産するリスクを大幅に下げることができます。設備資金と運転資金はセットで考えましょう!

旅館経営の現状と課題

日本文化を味わえる旅館ですが、旅館経営していく上では近年、課題がいくつか存在します。

ここでは、旅館経営の現状と課題について解説していきます。

①ホテルやゲストハウス、エアビーなど競合が増え続けている

現状として、旅館などの宿泊施設ではなく、コストの低いホテルやゲストハウスなどが急増しています。

特にエアビーなどの格安民泊施設は旅館にとって競合といえるでしょう。

そんな競合他社が勢いづいており、旅館経営は利益が見込めず破綻してしまうところが増えているのが現状です。

②WEBリテラシーの低さ

旅館経営におけるWEBリテラシーとは、旅館業界の情報力を指します。

そんなWEBリテラシーですが、従業員間での低下が近年顕著に見受けられるのと共に技術の低下も問題となっています。

勢いのある他社が出てきている中、スタッフのWEBリテラシーの低さは旅館業界全体の課題と言えるでしょう。

③訪日外国人に対する対応力(最重要)

近年観光業界の売り上げは訪日外国人によって支えられています。

観光名所が豊富である日本では、観光立国宣言から訪日外国人に向けた政策を多く施行し続け、インバウンド需要が年々増加しています。

しかし、訪日外国人の増加数に対して旅館業界全体ではインバウンド対応が間に合っていないのが現状です。

現場スタッフでは外国人に対する対応能力が低く、観光客数に対して満足のいく対応できていない点は今後の課題とも言えるでしょう。

おもな訪日外国人対応として、以下の施策があげられます。

・トリップアドバイザー、じゃらん、エクスペディアへの掲載

・ホームページの作成と外国語対応

・旅館施設内の多言語対応(イラストの使用等)

・外国語のメール文章をテンプレート化

・エリアマップ・交通機関マップを完備

・翻訳機・アプリを導入

・英語に堪能なスタッフの育成(雇用)

・外国人のお客様を歓迎する気持ち

たしかに、わたしの旅館にも外国人のお客様が多くなってきているけれど、しっかりと対応できているか心配になってきますわね…。

日本は今後もインバウンド業界に予算を掛け続けるため、旅館でも外国人対応力を磨いておいて全く損はないでしょう。将来的に、インバウンド対応できない旅館は少子高齢化も相まって淘汰されてしまう恐れがありますね…。

マネしないで!経営破綻する旅館の共通点とは?

上記で解説している競合他社の増加により、経営破綻する旅館が増加しています。

破綻していく旅館には「対応力」がないという共通点があります。

外国人観光客が増加しているのにもかかわらず、キャッシュレス決済を導入していなかったり、集客手段を地元観光誌のみとしている場合や、変わりゆく時代に対する対応力が足りないのが原因と言えるでしょう。

多様化している現代では、常に新しい情報を共有して発信していく事が非常に重要です。

経営破綻した旅館から見出される解決策

経営破綻した旅館を確認してみると、共通点だけではなく解決策も見出す事ができます。

見出す事ができる解決策は以下の3つです。

訪日外国人に対する対応力

WEBマーケティングの強化

提供サービスの多様化

それぞれ解説していきます。

解決策①訪日外国人に対する対応力

経営破綻しないための解決策として、訪日外国人に対する対応力が重要である事がわかります。

年々増加している訪日外国人客にどのように旅館を知ってもらい、どのように足を運んでもらうのかが大切です。

旅館経営者側が、多言語対応したメールをテンプレートとして作成する、WEBサイトを多言語対応させる等施策が有効になるでしょう。

解決策②WEBマーケティングの強化

WEB上で全て完結できる令和において、集客を行っていく上でWEBマーケティングはなくてはならないポイントになります。

経営破綻してしまった旅館の多くはWEBマーケティングに注力せず、集客力が低下し経営破綻した旅館も多いのです。新規顧客獲得のためにもWEBサイトの制作、SNSを運用する、広告を出稿するなどオンラインの施策を強化していく必要があるでしょう。

経営スタッフだけでマーケティングを行うのが難しいのであれば、旅館経営から資金調達まで手厚くサポートしてくれる旅館コンサルタントに依頼するなども良いでしょう。

解決策③提供サービスの多様化

多様性が重要視される現代では、提供サービスも多様化していく必要があります。

1つの提供サービスにこだわっていては、リピートしてくれる顧客は限られてしまいます。

そのため、単に景色や環境を楽しむ旅館ではなく、職場としての旅館や人と人を繋ぐコミュニティ要素の高い旅館や素泊り場所として利用するサービス展開も旅館経営で生き残るには必要になってきます。

インバウンド対策、WEBマーケティング等難しいことが多いですわね。たしかに必要なのはわかるのですがどうすればいいのかがイマイチわからないんです…。

確かに、かなり専門性の高い内容になってきますので、旅館コンサルタントに相談するのもいいでしょう^^弊社では旅館コンサルタントとして旅館経営のインバウンド対策、WEB集客の強化、資金調達もすべて手厚くサポートしています!もしわからないことがあればお気軽に聞いてください!

旅館経営のための資金調達方法

もちろん、可能ですよ^^僕は今は旅館コンサルタントですが、もともとは公認会計士として働いていたので資金調達などは得意としています。ここで資金調達の種類をご紹介しますね。

旅館経営のためには、ある程度まとまった資金を用意する必要があります。

そんな時に重要になってくるのが資金調達です。
続いては資金調達の方法は主に3つあります。

①金融機関から融資を受ける

②投資家から出資を受ける

③日本政策金融公庫から融資を受ける

資金調達についてこちらで詳しく解説しています^^

よろしければご参照ください!

旅館経営に必要な資金は?申請手続きや資金調達について専門家に聞いてみた

旅館経営をしたい方向け!開業方法や資金や手続きに関するまとめ

今日の学んだことをまとめると、旅館経営をするためにはお客さんのニーズを理解して、外国人客にあったサービスをしっかりつくること。

そして、WEBサイト等もしっかりと活用することですね♪

そのとおりです!

外国人客の対応力は特に重要ですね。時代に合ったサービスやインターネットの活用も非常に重要で、今後さらに柔軟な対応力が求められる時代になるでしょう^^

以上、旅館の開業方法や失敗しないための施策、資金・手続きに関する方法を解説していきました。

これから需要が高まってくると予想されている訪日外国人の対応力は、旅館経営で重要なポイントになります。

本記事で紹介している経営方法を参考にして旅館経営を初めてみてはいかがでしょうか。

村田さん、本日は詳しく教えて頂いてありがとうございます♪また、旅館コンサルタントの村田さんに相談させて頂いてもいいかしら?

もちろんです^^旅館の経営で分からないことがあればいつでも相談してください。

失敗しない旅館コンサルティングサービスの選び方

旅館経営で売り上げを伸ばしていくには、専門的な内容も必要になります。その場合は旅館コンサルタントに相談するのも一つの選択肢でしょう。

経営コンサルティングサービスを行っている会社は多く存在しますが、旅館経営とインバウンドとWEB戦略の面を合わせて提供できる会社はごくわずかです。

そのため、まずは旅館経営専門のコンサルティングサービスを活用することをおすすめします。

一般的な経営コンサルティングでは旅館経営の現状や課題を十分に把握できていないことも多く、コンサルタントも的確なアドバイスが難しくなるためです。

そのため、インバウンド事業や旅館に特化したコンサルタントを選ぶ必要があります。

失敗しないコンサルティングサービスの選び方を紹介致します。

その旅館コンサルタントは信頼できるか?

まず、旅館コンサルタントを選ぶ際は、「そのコンサルティングサービスが信用できるか?」に注意することが大切です。信頼できるコンサルタントである判断は、料金の目安が明確なことや得意とする分野を明示している点があげられます。

 

旅館コンサルタントを選ぶ5つの見極め方

さらに、旅館コンサルタントを選ぶ際の5つの見極め方を紹介しましょう。

 

・数字に落とし込んで利益を出せるのか

・インバウンド事業に精通しているか

・旅館経営の経験があるのか

・自身でのビジネスを経験している経営者か

・ WEB戦略に精通しているか

 

旅館コンサルタントは、Web集客やインバウンド事業に精通していて、根拠のある数値データを用いて明確な改善策を提供できる必要があります。

また、提案だけでなくその改善策の実行までをサポートしてくれるところは少ないため、その点もしっかり見極める必要があります。

 

上述した通り、これからの旅館経営は、訪日外国人に視野を広げたインバウンド対応のサービスが活路となります。しかし、自社の力だけで適切なインバウンド対応を始めるのは、非常にハードルが高いと言わざるを得ません。そのためインバウンドと旅館経営両方に長けたコンサルティングサービスを活用することが圧倒的な近道となります。

訪日コネクトの強み

では訪日コネクトではどうなのか?という点についても触れたいと思います。

訪日コネクトの具体的な強みを紹介しましょう。

 

・日本と韓国の二拠点で活動しているため特に穴場となっている訪日韓国人旅行者の対策に強い

・公認会計士でありながらインバウンド事業経営者であるため、利益を出すための具体的な施策を提供できる

 ・インバウンド対策に成功している企業のノウハウを多数保有している

・公認会計士を複数抱えているため会計士関連のサービスも織り交ぜながら提供可能

 

訪日コネクト 次世代インバウンドサイト

訪日コネクトでは、訪日外国人客を増やして経営を軌道に乗せたい旅館オーナーに向けたノウハウを発信しています。外国人観光客の特徴から、インバウンド全体のニーズへの対応など、訪日コネクトは旅館の現状に最適な解決策を提案可能です。

 

旅館コンサルタントの選び方|まず無料相談会で見極めることが重要

廃業する旅館が後を絶たないなど、旅館業界は大変厳しい状況下にあります。

現状を打開できないままいつも通り経営していたら想定よりもはるかに早く危機的な状況に陥ってしまったなんてケースもたくさん見てきました。

相談は無料で行っております。少しでも気になった方は下記のフォームより相談だけでもしてみませんか?

みなさんのお問い合わせをお待ちしております^^

 

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日本は今後も訪日外国人客増加に向けて全力で取組むと公表しており、世界人口増加も相まって更に訪日外国人客が増加していくことはほぼ確定的です。
しかし、訪日外国人に向けたアプローチができているお店はかなり少ないのが現状です。このメディアは、そんな会社やお店に役立つコンテンツを発信しています。