韓国-好み-考え方-最近

最近の訪日韓国人の好みや考え方の特徴とは?韓国に住んだからわかること教えます

The following two tabs change content below.

村田 明浩

インバウンド × 旅館コンサルタント / 公認会計士株式会社インクロ
世界Big4であるKPMGあずさ監査法人で公認会計士として様々な大手上場企業を担当 ⇨ 20代で株式会社インクロを立ち上げ、代表取締役社長に就任 ⇨ 現在主に日本と韓国に両拠点を持ちインバウンドに強みを持った旅館コンサルタント/公認会計士として活動中。

訪日コネクト 次世代インバウンドサイト

実際に韓国に住むとわかる訪日韓国人の特徴

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

みなさんこんにちは!

世界的にも社会や環境が変わるスピードは年々速くなっており、それによってその国に住む人の感性や特徴、好みなども大きく変わってきていますよね!

本当にここ10年でスマホ持ってネットが常につながっている状態になったあたりからかな?

ものすごいスピードでいろんな新しいサービスが出てきたり、新しい会社がでてきたりで、いろいろな変化が起きる様になった気がします!

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

そうですよね!もちろん韓国でもそれは例外ではありません!

今日は実際に韓国と日本両方で住んでいて、かつ韓国現地人とも繋がりが多い私だからこそわかる最近の韓国の変化について話していきたいと思います。

昔と変わらない特性を韓国人が持っているという前提にたっていては、訪日韓国人にビジネスアプローチする際に間違った方法を選択しかねません。

ご自分で実際に生の調査をするというのはかなりハードルが高いと思いますので、この記事を参考にして少しでも助けになれれば幸いです^^

では早速行きましょう!

韓国の概要

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

まず前提となる韓国に対する情報を以下に記載しておきます。

①正式名称:大韓民国
②首都:ソウル特別市
③人口:2018年 5,161万人(参考 2010年:4,955万人 2015年:5,101万人)
④宗教:儒教、仏教、キリスト教など…
⑤日本との時差:なし
⑥通貨:ウォン(KRW) ※10ウォン≒1円
⑦訪日韓国人数:年間約750万人(2018年度)
⑧主な:海外旅行先:1位が日本、2位が中国、3位がタイ
⑨主な検索エンジン:Naver(Googleはあまり利用されていない。ただしYouTubeの利用者は多い)
⑩主流なコミュニケーションアプリ:カカオトーク

思ったよりも韓国って、小さいんですね!!

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

韓国は日本の約1/4程度の面積しかなく、北海道と韓国全土でちょうど同程度となっています。

そして日本の人口は約1億2千万人程度であるため、人口密度は圧倒的に韓国の方が高くなっていますね!

また、IT大国と言われる韓国は、インターネットの普及が早かったことから、Googleが普及する前に

既にNaverと言う現地の検索エンジンシステムが確立されており、今でも韓国でのインターネット検索市場のほとんどはNaverが占めています

そうなんですね!

Naver…全然聞いたことなかったです…

韓国人の特徴

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

では、書籍やネットでよく書かれている韓国人(もしくは訪日韓国人)の特徴ってどういうものがあるかあげてみてもらえますか?

正直あまりわかってませんが、ざっとの思いついた感じだとこんな感じです!
①せっかちで待つのが嫌い
②年長者を敬い、年上の言うことには逆らわない
③勉強熱心で、英語堪能!
④はっきりとした性格をしていて、ストレートな表現を使う
⑤学歴社会で、いい大学に入れれば安泰
⑥辛くて濃い物が大好き
⑦美意識が高い

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

なるほど、確かに一般的に認識されている韓国人の特徴はおおむね上記のようなイメージですね。

どこを調べても似たようなこと書いてたので自信あったんですが、間違っているものもあるんですか?

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

あっカンニングしてたんですね!?

あまり思いつかなったので、ついググっちゃいました(笑)

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

まあ、調べるのはいい癖なのでいいでしょう(笑)

ちなみに、上の回答は間違っているとまでは言えませんが、補足・修正したいところがあるので、
Q&A形式で以下に書いていくので確認してみてください!

 

せっかちで待つのが嫌いというのは本当?
訪日コネクト-インバウンド専門家-着物
確かにせっかちで待つのが嫌い。でも日本旅行の際には人気店に何時間も並んでるのをよく見ます。あれは実は韓国人も好き好んで並んでいるわけではないんです。ただ、お店を知る手段がGoogleではなく、NaverやInstaがメインであり、かつ韓国語メニューが無いと、お店を開拓することのハードルがかなり上がってしまうため、結果的に既にたくさんの韓国人に知られていて安心できるお店に並ばざるを得ないという状況なんですね。本当は日本の現地の人が行くようなおいしいお店に行きたいし、せっかくの日本旅行なんだから韓国人があまりいないお店に行って、日本の現地の料理と雰囲気を味わいたいっていうのが本音です。誰も知らないようなおいしいお店を探し出せたら皆に自慢できるというのもあり、そのような意欲は高いものの足踏みしているという、受け入れ側である日本の飲食店からすると、なんとももったいない状況ですね^^;
年長者を敬い、年上の言うことには逆らわないのは本当?
訪日コネクト-インバウンド専門家-着物
確かに儒教の国なので、年上を敬うというのが大切にされてきた国です。ただし、これは韓国に限った話ではないですが、年々グローバル化が進んでいることで、特に若者世代の感覚やファッション、好み等は、同じアジア人であれば昔に比べればどこもあまり大差がなくなってきています。
勉強熱心で英語堪能?
訪日コネクト-インバウンド専門家-着物
確かに韓国も日本に負けず劣らずの学歴社会であるため、いい大学に入るためにも自分のスペックを高めるためにも一生懸命勉強する人は多いです。ただし、全体的に英語が得意ですっていう人がどれくらいいるのかと、正直日本とほとんど変わりはありません。
はっきりとした性格をしていて、ストレートな表現を使う傾向にある?
訪日コネクト-インバウンド専門家-着物
確かに、公認会計士としていくつか韓国企業を監査する中で、日本企業と韓国企業ではコミュニケーションの仕方・仕事の進め方など、結構大きな差が見られました。日本の会議は長い上に何も決まらない・遅い等の評価を世界的に受けていて、会議の前にも根回し等に時間を費やすという世界的には少々遅れた傾向にあると言わざるを得ませんが、韓国企業においては、各担当者に権限が移っていることも多く、またYSEならYES、NOならNOとはっきりと言う傾向にあり、確かに体感的にもビジネスのすすめ方においては大きな差を感じました。また、誤解を恐れずに言うと、韓国では特に女性がはっきりしていて気が強い方が多く、男性ははっきりいうことは言うけど、困った人がいたら助けたいという人が多く、優しい性格の人が多いように感じました。
学歴社会で、いい大学に入れれば安泰?
訪日コネクト-インバウンド専門家-着物
記事を書いている2019年10月現在、韓国はかなりの就職氷河期で、たとえいい大学に入れてもいい会社に就職するのは、かなり厳しい状況になっています。若者が会社に就職するためには、ベテラン勢に会社を辞めてもらうしかないということで、40歳を超えると退職しろというムードが深刻化しており、40歳を超えて会社に席を置き続ける人に対して軽蔑する言葉まで流行っている程です。そんな状況なので、韓国では優秀であるにも関わらず就職できない若者であふれています。そんなこともあり、今は公務員が人気です。公務員であれば一度就職できれば定年まで安泰というイメージが強いみたいです。
辛くて濃いものが大好き?
訪日コネクト-インバウンド専門家-着物
確かに韓国料理は辛い物が多く、日本人に比べて辛い物が好きと言う人が多いのも事実だと思います。ただし、韓国ではあまり塩を使わないことから、塩分多めの料理はしょっばく感じやすく、日本料理の中でも塩らーめんや醤油らーめんなどの醤油を使った料理は苦手とする人も多いようです。
美意識が高い?
訪日コネクト-インバウンド専門家-着物
男女ともに美意識は確かに高いです。ジム通いしている人も多いですね。しかも韓国は坂道が多いので、歩いているだけでもかなりの運動になるので体が引き締まっている人も多い気がします^^

 

また、上記以外にも最近変わりつつあると感じているところとしては以下が挙げられます。

①YouTubeの人気がかなり高く利用者も多い

日本では少ないが、Instaを使って飲食店を選ぶことも多い

男尊女卑の傾向が弱まり、どちらかというと女性の方が強い。(最近、韓国人男性の友達で結婚願望が無い人が増えてる気がします…笑)

④物価がほとんど日本と変わらない(実際に韓国に住んでみて感じる物価の違いはタクシー代くらいです^^;)

 

まとめ

訪日コネクト-インバウンド専門家-着物

いかがだったでしょうか?

普段韓国に対して抱いているイメージとはちょっと違った意外な部分もあったのではないでしょうか?

 

アジア人としては、韓国人以外にも中国人やモンゴル人などの友人が数十名といますが、正直今の若い世代に限定すると

言葉さえ話していなかったら、内面や見た目含め、初見では日本人なのか韓国人なのか中国人なのかわからないくらいに

差がなくなってきていますし、この傾向は今後もっと強くなっていくことでしょう。

 

将来のことを考えると、この若者世代が中心になっていくことは間違いないため、

私含め、訪日外国人が求めているものや傾向を調査する際には、できるだけ過去だけでなく最新の傾向にも注意を払いつつ

柔軟に考えていくのが大切なのではと思います^^

 

ではきょうはここまで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

 

韓国-好み-考え方-最近
最新情報をチェックしよう!
>インバウンド対策メディア「訪日コネクト」

インバウンド対策メディア「訪日コネクト」

日本は今後も訪日外国人客増加に向けて全力で取組むと公表しており、世界人口増加も相まって更に訪日外国人客が増加していくことはほぼ確定的です。
しかし、訪日外国人に向けたアプローチができているお店はかなり少ないのが現状です。このメディアは、そんな会社やお店に役立つコンテンツを発信しています。